2010-01-01から1年間の記事一覧

おじやの半生物語「90年代前半編」その2

このサークルが発足して間もなく1年がたとうとした時に 団長宅に一本の電話がかかってきた・・。 「ニュース和歌山ですけど、取材をさせていただけませんか?」 そう、どこで聞いたのかは知らないが「アニメ探偵団」の 取材依頼の電話だったのだ・・・。 団…

おじやの半生物語「90年代前半編」その1

1989年は怒涛のように過ぎた・・。 そして新しい年を迎えた1990年。何か起きそうな気がする・・。 新年早々首脳陣の新年会があり、2月に新メンバーを募集した。 今回入会したのは、嬉しくも女子3名、みんな独身。ウッヒョー!! その中で目をつけたのが「志…

おじやの半生物語「80年代後半編」その11

アニ探初のスポーツイベントが行われることになった。 今は無き「長崎屋」のボウリング場に集まったのは 元気氏、鳳雅氏、王香龍、朝霧志之、朱香綾乃、聖羅の6人。 おじやはボウリングは結構やっていたので、自信があった。 この当時はまだ「コンピューター…

おじやの半生物語「80年代後半編」その10

失恋の痛手を忘れるために「コスプレ」に全力を注ごうと思った。 知らない人のために付け加えておくが「コスプレ」とは 「コスチューム・プレイ」の略である。 アニメや、ゲームのキャラクターになりきり楽しむという 怪しい遊びである。メンバーそれぞれ色…

おじやの半生物語「80年代後半編」その9

土方ゆきとのドライブの途中で夢うつつなおじやの頭にあることがよぎった。 「今日は、日曜日やん。ピーターパンの冒険を予約するの忘れてた!」 このアニメ探偵団に入ってからはアニメに対する向学心がハンパじゃなかった。 泉南の○○○街を走ってるときに「…

おじやの半生物語「80年代後半編」その8

自分の部屋でくつろいでいたおじやに一本の電話が・・・ 魔性の女「土方ゆき」からだった。 おじやの部屋のは自分用の子機があったため直接おじやが電話に出た。 「もしもし・・・」 「わ・た・し・・・誰かわかる?」 「あっ、もしかして今日来てた土方ゆき…

おじやの半生物語「80年代後半編」その7

「アニソンカラオケができるぞ!」と勇んで集合場所に出向いたおじや。 今回は午前10時に集合し、終日カラオケ三昧・・・の予定だったが 実際はアニソンのカラオケというものは当時は無かったので CDをかけて伴奏の部分を大きくしただけで、それに合わせて…

おじやの半生物語「80年代後半編」その6

集合時間から遅れること15分。団長の元気氏と鳳雅氏が来て、 本日来る予定のメンバーが集まった。 この「アニメ探偵団」というサークル内ではみんなペンネームを もっていて、それで呼び合う・・・。 元気、鳳雅純、聖羅狂、王香龍、しばたひろこ、朱香綾…

おじやの半生物語「80年代後半編」その5

団長宅に赴き、部屋に入る・・・。 何故だろう?とても居心地のいい空間なのだ。 本題を早速切りだす・・・「みんなで顔合せやりましょうよ!」 元気氏いわく、「実は僕もそう思っていたんよ」 「じゃあ、いつがいいかな?」話し合った結果、1989年8月…

おじやの半生物語「80年代後半編」その4

アニメ探偵団初代団長・・・その人は数カ月後、日本中を震撼させた 連続幼女誘拐殺人事件で死刑囚となった「宮崎勤」にクリソツなのである・・・。 恐る恐る彼の家に同行し、部屋に通される・・・。 「す、すごい!」思わず言葉を発してしまった。天井にはア…

おじやの半生物語「80年代後半編」その3

1989年3月1日付けのニュース和歌山の募集欄にあった革新的なサークルとは・・・ 「アニメ探偵団ではアニメが大好きな人を募集。モノクロからカラーまで ジャンルを問いません。興味のある方は62円切手同封のうえ、ご連絡ください」 だった。おじやはこどもの…

おじやの半生物語「80年代後半編」その2

とりあえず、どんな曲か分からないのでみんなで聞くことにした。 聞いた曲を知らなかったのはおじやだけだった(笑) 「ONE WAY HEART]「HURRY UP]の2曲・・・。 他のメンバーは「あ〜これか!聞いたことあるわ」って余裕やな! おじやはその場で必死で覚え…

おじやの半生物語「80年代後半編」その1

23歳になって何かをしたくて彷徨っていた・・・。 「うーん、たいくつだな」 ある朝、「ニュース和歌山」というローカルな新聞の 募集欄に目をとめた。それは・・・ 「バンドメンバーを募集します。ギター、ベース、ドラム。 当方、高校生女子二人。」 「お…

おじやの半生物語「80年代前半編」その10

さて、高井麻巳子熱も冷め(飽きるの、早っ!)次に夢中になったのが バイク。原付きは16歳の時に取得していたが、どうしても中型二輪が 乗りたくなったのだ(22歳だから遅い方である) なんでも好きになるとのめり込むタイプだから講習のある時は 残業…

おじやの半生物語「80年代前半編」その9

さて、おじやも社会人5年目に入った。 その年の新入社員の中で気の合うやつが出来たのだ。 二人でその年に大ブレイクした「おニャン子クラブ」の 高井麻巳子(現在はAKB48をプロデュースした秋元康氏の奥方である) の家を探しに行こうという企画がもちあが…

おじやの半生物語「80年代前半編」その8

その日を境に、小学生との交流が頻繁になっていった。 春から夏にかけては日が沈むのが遅いから会社から帰るのを待っているのだ。 休みの日なんかは朝9時ごろから誘いに来るものだから、彼女を探して デートをする暇など無かったなあ・・・。 でも、もとも…

おじやの半生物語「80年代前半編」その7

さて、二十歳のある日散歩をしていると近所の小学生たちが駐車場を 利用して、ドッジボールをしていた。「そういえば小学校の頃、よくやったなあ」 そう思ってしばらく眺めていると、暴投されたボールがおじやの足元に 転がってきたのである。「取ってくださ…

おじやの半生物語「80年代前半編」その6

皆様、お待たせいたしました。(誰も待ってないっちゅーに!) 半年ぶりの更新です(笑)二十歳くらいになると、酒と並行して ギャンブルにも首を突っ込んでいた。同期の奴と毎日に近いくらい パチンコに出かけました。この時代はまだ半分くらい普通機があり…

おじやの半生物語「80年代前半編」その5

酒の味を覚えてからは、月に2〜3度夜の街に繰り出した。 独特の雰囲気が好きだったんでしょうね。 19のおじやには刺激的で、ホステスたちが 妙に輝いて見えました。(昼間見るとそれほどでも ないんでしょうね(笑)) カラオケも今のような「通信」ではなく、…

おじやの半生物語「80年代前半編」その4

ラジオに出演が決定してから、個人では練習していたが 合わせて練習はしなかったので本番が不安だった。 曲目はかぐや姫の「妹」、松山千春の「季節の中で」の2曲。 司会者の人からのいきなりの質問攻めにタジタジでした。 まあ、それなりにかわしましたけ…

おじやの半生物語「80年代前半編」その3

いよいよ現場での研修期間に突入した。今までに経験したことがない 一日立ちっぱなしの仕事。怖そうな上司の面々。 「こんなところでおじやがやっていけるのだろうか・・・」 そんな不安を抱きながらも期間が過ぎ、職場への配属の日が やって来た。配属先は…

おじやの半生物語「80年代前半編」その2

さて、現場での研修のお話をする前に思い出したことがありました。 それは・・・卒業してから入社するまでの間の「自動車免許取得」 のお話を少し・・。周りの友達たちは自動車学校に行ってたようだが おじやは少しでも安くあげたかったので実技は免許センタ…

おじやの半生物語「80年代前半編」その1

1982年3月15日・・・おじやの社会人1年生になる 記念すべき日である。新しいスーツに身を包み初めて買った中古の スプリンターで会社に颯爽と出向いた。そこには同じように 新しいスーツに身を包んだフレッシュマンたちが屯していた。 案内板に従い…

おじやの半生物語「高校3年生編」その4

就職先が決まり、あとは卒業を待つだけになった。 「もう学生に戻れない」・・・長年続けてきた新聞配達も 終わりを告げる時が来る・・・全てにおいて生活が変わる・・・。 いよいよ、学生生活にピリオドを打つ「卒業式」を迎えた。 校歌、仰げば尊し合唱、…

おじやの半生物語「高校3年生編」その3

いよいよ、就職への挑戦が始まろうとしていた。 進学校ではないが、一部の賢い奴らは国立の大学に進んだ。 まあ、彼らは例外だけどね・・・。 とにかく最終進路を決めるため、会社に赴き、試験を受けた。 学科は、専門半分、一般常識半分といった感じ。 やは…

おじやの半生物語「高校3年生編」その2

「さあ、どこにしようか?」・・・。 毎日、職員室に通い続け、求人案内に目を通す・・・。 おじやは「和歌山」をこよなく愛しているから 県外に出て行くつもりは全くなかった。 「住金」、「花王」・・いわゆる大企業である・・・。 条件を見ると「交代制」…

おじやの半生物語「高校3年生編」その1

3年になってもクラス、担任とも同じだったから実感はなかった。 最後の学生生活を思い切りエンジョイする思いでいっぱいだった。 そこそこ授業も真面目に聞いていて、テストも小学校のころからは 考えられないくらいの好成績だった。いつもクラスでベスト1…

おじやの半生物語「高校2年生編」その4

夏休みが終わると、1か月ほどで修学旅行がある。 当時、和歌山県内の高校の行き先は九州だったのだが おじやの学校だけ「信州」だった。それは1年前の先輩 達がなにやら「事件」を起こしたからだ・・・と もっぱらの噂であった。まあ、どこでもええけどね。 …

おじやの半生物語「高校2年生編」その3

自由時間になると子ども達の瞳が輝く。最初はプールサイドから 監視していたが、あまりの暑さとおじやの「血」が騒いだため プールに飛び込んだ。そうなるとまるでエサに群がる ピラニアのように、おじやにまとわりついてくる。 次から次へと子どもたちを投…

おじやの半生物語「高校2年生編」その2

そのアルバイトとは・・・おじやの母校である「宮小学校」で、 2週間にわたり午前中プールの監視員をする役目であった。 もともと何でも仕事をやるのが好きなおじやだから即OKした。 指定された日に学校に行き(卒業して5年ほどだがすごく 懐かしい気がした…