2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

おじやの半生物語「高校3年生編」その2

「さあ、どこにしようか?」・・・。 毎日、職員室に通い続け、求人案内に目を通す・・・。 おじやは「和歌山」をこよなく愛しているから 県外に出て行くつもりは全くなかった。 「住金」、「花王」・・いわゆる大企業である・・・。 条件を見ると「交代制」…

おじやの半生物語「高校3年生編」その1

3年になってもクラス、担任とも同じだったから実感はなかった。 最後の学生生活を思い切りエンジョイする思いでいっぱいだった。 そこそこ授業も真面目に聞いていて、テストも小学校のころからは 考えられないくらいの好成績だった。いつもクラスでベスト1…

おじやの半生物語「高校2年生編」その4

夏休みが終わると、1か月ほどで修学旅行がある。 当時、和歌山県内の高校の行き先は九州だったのだが おじやの学校だけ「信州」だった。それは1年前の先輩 達がなにやら「事件」を起こしたからだ・・・と もっぱらの噂であった。まあ、どこでもええけどね。 …

おじやの半生物語「高校2年生編」その3

自由時間になると子ども達の瞳が輝く。最初はプールサイドから 監視していたが、あまりの暑さとおじやの「血」が騒いだため プールに飛び込んだ。そうなるとまるでエサに群がる ピラニアのように、おじやにまとわりついてくる。 次から次へと子どもたちを投…

おじやの半生物語「高校2年生編」その2

そのアルバイトとは・・・おじやの母校である「宮小学校」で、 2週間にわたり午前中プールの監視員をする役目であった。 もともと何でも仕事をやるのが好きなおじやだから即OKした。 指定された日に学校に行き(卒業して5年ほどだがすごく 懐かしい気がした…

おじやの半生物語「高校2年生編」その1

季節は巡り、冬が過ぎ春を迎えおじやは2年生に進級した。 ここに書き忘れたが、おじやは小学校高学年のころから 年末の12/30,12/31の二日間は親戚がやっている魚屋で 売り子のアルバイトをしていた。今では閑古鳥が鳴いている 商店街の魚屋だが、大きいスー…

おじやの半生物語「高校1年生編」その3

夢の同窓会はあっという間に過ぎ去り、素晴らしい思い出を おじやに与えて、またいつもの生活に戻った。 ほんまに男ばかりというのは休憩時間は退屈するものだ・・・。 五目並べや腕相撲をしたりして時間を潰していた。 また当時は「ルービック・キューブ」…

おじやの半生物語「高校1年生編」その2

高校生活にもようやく慣れてきた5月ごろに中学校の友達から 「同窓会せえへんか?」と・・・早すぎるやろ!・・・と 思ったけど、好きだった「かよ」ちゃんとか他の女子とも 会いたいという気持ちは非常に強かったためあっさり受諾。 では、とりあえず日をき…

おじやの半生物語「高校1年生編」その1

いよいよ男ばかりの魔の巣、「和工機械科」への入学式を 迎えた。体育館に集合した時は異様な雰囲気に包まれていた。 女子は他の科にわずかに存在するだけ・・。 しかも一筋縄ではいかないような人ばかりだった。 クラスは「1年甲組」・・・。「甲組」? こ…