2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

おじやの半生物語「中学校3年生編」その7

かつてないほど勉強した期間も早めに終了したため、なんか心に ポッカリ穴があいたようだった。超暇になったがほかの友達は 当然受験勉強は続くため遊び相手にはなってくれない(笑) そして、一般高校入試日がやってきた。一部の私立合格者と おじやだけが…

おじやの半生物語「中学校3年生編」その6

通常の受験生より1カ月早く「受験の神様」の審判を 仰ぐことになった。エントリーしていた5人が 順番に呼ばれて、先生から合否が告げられていく。 おじやの順番がきた。先生が囁いた・・・ 「おめでとう、良かったな。受かったのはお前だけだから あまり、…

おじやの半生物語「中学校3年生編」その5

なんとか、志望校を確定し落ち着いたが「機械科」はそこそこ レベルが高かったので合格圏内ギリギリという感じだった。 先生からは「もっと頑張らないと危ない」と言われた。 そんなおじやに朗報が入ってきた。今年度から 「推薦入学」という制度が出来るこ…

おじやの半生物語「中学校3年生編」その4

ようやく、勉強する気になったおじやは、進学校に通っている 兄に「即席家庭教師」を依頼して、日夜猛勉強・・・ の予定なのだが中二から引きずっている「としみ」ちゃんの ことが頭から離れずにもがき苦しんでいた。 ・・・「そろそろ、ケリをつけないとな…

おじやの半生物語「中学校3年生編」その3

毎日充実した生活を送っていた。(あいかわらず勉強は あまりしなかったが・・・)休日は、クラブをやっていなくて 塾にも行っていない連中が集まって、そこら辺をウロウロしたり 、野球をしたりして遊んでいた。時は確実に刻んでいき 2学期になり修学旅行を…

おじやの半生物語「中学校3年生編」その2

中三になってもオープンな性格は変わらない。 テストだって通知表だって自信があるわけではないが 見せている(というより見てもらいたい) この性格はやはり今でも変わっておらず、 給料やボーナスの明細も誰に見せるのも 抵抗はない。その割に嫁には見せて…

おじやの半生物語「中学校3年生編」その1

さあ、花の中学生活も最終章に入った。 そう・・・「受験生」!否応なしに壁にぶつかる時であるが、 まだまだ実感はなかった。 周りは結構塾に行ったりしていたが、おじやは無関心。 今までと変わらぬ気持ちで3年生になった。 最後を飾るのにふさわしい個性…

おじやの半生物語「中学校2年生編」その3

有意義な毎日を過ごしていたおじやに 信じられない朗報が舞い降りた。「としみ」ちゃんから 映画に誘われたのだ。 ホラー映画で「サスペリア」だった。 普通ならば二つ返事で受けるところだが、 中二のおじやはバカだった。小遣いが無くなったことを 理由に断…

おじやの半生物語「中学校2年生編」その2

暗い教室の中だが、バラ色の毎日を送っていたおじや。 席替えをして「としみ」ちゃんが隣に来たからだ。 そんなある日、朝のホームルームの時に 彼女がとてもつらそうにしている・・・ どうやら風邪をひいたらしい。 先生は気が付いていない、こんなに苦しそ…

おじやの半生物語「中学校2年生編」その1

新学年になりクラスががらりと変わった。 校舎も鉄筋から木造校舎へ移動。 2年2組,何かが起こりそうな予感がしていた。 担任は中嶋先生という女の先生(のちに名字が変わるが・・・) 教室が木造ということもありクラス内が暗いイメージだ。 そんな中でひ…