おじやの半生物語「80年代後半編」その3

1989年3月1日付けのニュース和歌山の募集欄にあった革新的なサークルとは・・・
「アニメ探偵団ではアニメが大好きな人を募集。モノクロからカラーまで
ジャンルを問いません。興味のある方は62円切手同封のうえ、ご連絡ください」
だった。おじやはこどもの頃はかなり「テレビまんが」に精通していた。(この頃は、
まだ「アニメ」という言葉はなかった)
「最近のアニメは全然見てないけど、そこそこ対応できるだろう・・・、それに
けっこう女の子が来るかもしれないしな・・フフフ・・・」
即、手紙を書き投函・・その3日後に返事が来た。そこに電話番号が書かれてあったので
思い切って電話をしてみる。とても物腰やわらかな人だった・・・
彼が31歳おじやが25歳の桜のつぼみがまだ固く肌寒い日の事だった・・。
そして、大胆にもおじやは彼と(名前は「元気」にしておこう)会うことを約束し
電話を切った。その恐怖への扉を開く日が決まった(日は忘れたが日曜日)
期待と不安でその日を待ち、訪れたXデー(笑)
バイクで30分ほどかかる貴志川町のスーパーから元気氏に電話をかけ(この頃は
携帯はまだ普及しておらず、公衆電話から)、迎えに来てもらう・・・。
5分ほどして、赤い50CCのバイクで元気氏は颯爽とやってきた。
顔を隠しているフルフェースのヘルメット・・・
「どんな顔だろう?」ワクワクしながら、顔を見せるのを待っていた。
ヘルメットをとった瞬間・・・「やっぱり」期待を裏切らなかった。
誰もが納得してしまう「アニメファンっぽい顔」だった(笑)