おじやの半生物語「80年代後半編」その4

アニメ探偵団初代団長・・・その人は数カ月後、日本中を震撼させた
連続幼女誘拐殺人事件で死刑囚となった「宮崎勤」にクリソツなのである・・・。
恐る恐る彼の家に同行し、部屋に通される・・・。
「す、すごい!」思わず言葉を発してしまった。天井にはアニメヒーローや
ヒロイン、特撮ヒーローのポスター。壁には所狭しと並ぶ大量のアニメビデオ。
驚いたことにすごく几帳面な人で整頓されている。アマチュア無線もやっているみたいで、机の上はゴチャゴチャした機械が並んでいた。おじやは質問をした・・・
「他に誰か入会希望者はいましたか?」「聖羅さん(おじやのこと)をいれて13人から問い合わせあったよ・・・」元気氏は間違いなく「オタク」なのだが人と会話するのが大好きで人間観察も趣味らしい(笑)男は他に1人。この人も貴志川町の人。
自称セミプロの漫画家らしい・・・。主婦が三人、OL三人、あと学生が4人だという。
実に多種多様に別れているようだ。おじやはどんなことをするのか全く分かっていなかったのでかなり不安になっていた・・。とにかく同人誌を作るということがわかった。
締め切りまで2週間、なんでもいいから1ページ書いてきて!と言われたおじやは
帰宅後B5サイズのノートを購入し、自己紹介を書いて団長宅に郵送した。
おじやは「俺はべつにイラストやマンガを書きたいんじゃないんだけどな・・・」
そう思いながら「とにかくどんなメンバーがいるのか知りたい」と思い、
会える機会を作るようにお願いするために団長宅に押し掛けた。あ、手土産は
持って行きましたよ(笑)