おじやの半生物語「80年代後半編」その8

自分の部屋でくつろいでいたおじやに一本の電話が・・・
魔性の女「土方ゆき」からだった。
おじやの部屋のは自分用の子機があったため直接おじやが電話に出た。
「もしもし・・・」
「わ・た・し・・・誰かわかる?」
「あっ、もしかして今日来てた土方ゆきさん?」
「あったり〜!」彼女は軽く答える。
続けて彼女が言った・・・
「今日は楽しかったね。ね、今度の編集会議の日(これは会誌を作るための
会議で月に1度集まり意見を出し合う場である)に途中で抜けて
何処かに行かない?」
「えっ・・・?」おじやは意味がわからなかった。
ちょっと考えて、「これってもしかして・・・デートの誘い?」
おじやは彼女に熱中だったから即OK!
編集会議の日が待ち遠しくてたまらなかった。
そして9月の編集会議の日になり普段通りにみんなと
あいさつを交わす。もちろんその中に「土方ゆき」もいた。
前回とは違いドレスアップしていた彼女。
おじやのテンションあがりまくりでんな〜(笑)
一緒に抜けると怪しまれるから、先に彼女が抜けて
20分後くらいにおじやが抜けて、待ち合わせの場所に
一目散・・・。期待値100パーセントのドライブデートを満喫しようと
ウキウキ気分のおじやだった・・・。しかし・・・
これは明らかに世間で言う・・「不倫」・・・・。
それに気付いたのは大阪に入った頃だった・・・つづく・・・。