おじやの半生物語「80年代後半編」その9

土方ゆきとのドライブの途中で夢うつつなおじやの頭にあることがよぎった。
「今日は、日曜日やん。ピーターパンの冒険を予約するの忘れてた!」
このアニメ探偵団に入ってからはアニメに対する向学心がハンパじゃなかった。
泉南の○○○街を走ってるときに「魔性の女」はそれとなく誘いをかけてくるが、
おじやには何も出来なかった・・・。あまりにも輝いていたから一緒に
いれること以上は望んでいなかったし、大切にしたい存在だったのだ。
とりあえず「間違い」はしないまま和歌山に戻ってきた。
おじやの気持ちは盛り上がりまくり、彼女と結婚する気にまで
テンションが上がっていた・・・。
結果的には別れることになったのだが、号泣し泣き疲れて眠ったのを憶えている。
とりあえずは悪魔に魂を売り払わずに済んだんだけどね(笑)
この話は次回の会議のときにはすでに他のメンバーにはもれていた。
(このあたりから「アニメ」に関する事よりサークル内の事件のほうが楽しくなり
内ネタが流行りだす)
「土方ゆき」はその後、休会をして充電期間を設ける・・・。
10月にコスプレ大会が行われることになっていたが、
メンバーに悪行(会議を抜けて不倫行為に走ったため)の一部始終を
知られたため、おじやは頭を丸めて出家気分で出直しを誓うのであった。
そして、初めてのコスプレ大会を迎えることになる・・・つづく。