おじやの半生物語「高校1年生編」その1

いよいよ男ばかりの魔の巣、「和工機械科」への入学式を
迎えた。体育館に集合した時は異様な雰囲気に包まれていた。
女子は他の科にわずかに存在するだけ・・。
しかも一筋縄ではいかないような人ばかりだった。
クラスは「1年甲組」・・・。「甲組」?
ここの学校は一組から順番に「甲」「乙」「丙」に分かれていた。
チャイムなんてオシャレなものはなく「サイレン」(笑)
まるで空襲警報が鳴っているかのような授業開始の
合図だった。授業内容も中学までとは違い専門の学科がたくさんあった。
とりわけ実習の時間がいかにも工業高校って感じがした。
「こんな暑苦しい中で、3年間くらすのか・・・」
最初はそう思ったが、日が経つにつれて「男ばかりの気楽さ」のほうが
いつの間にか勝っていた。でも、行き帰りの通学途中で
よく、他の学校の女の子に声をかけたりしてましたね(笑)
そんな毎日を過ごしているときに中3の時の友達から
同窓会をしないか?と連絡が来たのであった・・・つづく・・・。

暑苦しい集団だな・・・。