おじやの半生物語「2000年代後半編」その3

時は2006年12月。県外からの招待チームを交えての試合が
行われることになった。「少しは戦えるだろう・・・」
そう思っていたのだが、その思いは瞬く間に崩れ去った。
パスの速さ、アタックの強さ、キャッチのうまさ、
気合の入り方。まるで違う・・・。
「今まで見てきたのはなんだったのか?」力の差を痛感した
おじやだった。そんな中で驚くべき出会いというか、
再会があった。おじやが中2の時に思いきり惚れていた
「としみちゃん」が奈良の「三碓ボンキーズ」というチームの
監督として来ていたのだ。「もしかして・・・・
おっくん?」なんと向こうから声をかけてくれたのだった。
おじやが生きてきた人生において三本の指に入るほど
熱烈に恋した人だったから、驚きましたね・・・。
でも・・・「時」というのは誰にも平等に
過ぎていくものだと痛感した一瞬でもありましたね(笑)
限られた時間ではありましたが、ひと時のタイムスリップを
楽しんだおじやでした。
大会のほうは同じ和歌山のチームに1勝しただけでした。
なんと、ベスト8がすべて県外という悲しさ・・・。
「もっと、和歌山のレベルを上げていきたいな・・・」
そう思わずにはいられないおじやでした。そして同じころ、
息子と同じ障害を持った子どもがいる団体「自閉症協会」の
和歌山支部に入会したのもこのころだった。
やがて、年が明け2007年の2月。
このチームでの最後の大会がやってきた・・・。