おじやの半生物語「2000年代前半編」その10

ドッジボール大会初挑戦で見事に散ったおじやは考えていた。
そして、次の練習の時にメンバーたちに質問をぶつけた。
「おまえら、どうしたい?あんな負け方してもええか?
それやったら今までと同じく遊びでやるし・・・
それとも勝てるために真剣に練習するか?」
メンバーの一人だけが「どっちでもいい」と答えたが(笑)
あとは全員「強くなりたい」と決意!
おじやは「よし、わかった。それやったら毎週練習できる
ように校長先生に頼んでやる。
練習も厳しくなるけどがんばれよ」そう言い残してその日を終えた。
無事、毎週日曜日と第3土曜日の
練習を確保。練習方法についてはネットで探しながら
自分でも少しは考え、ボールの数も増やして本格的に
「四箇郷オジヤフレンズ」が始動した瞬間だった。
まずは基礎練習に力を入れる・・・が
どうにもつまらなさそうだ。後半に2チームに分かれて試合を
させてみるが、男子2名が外野で寝転んでいる・・・。
言うまでもなく「鉄拳」が振り落された。
「下手なのは問題ではない。やる気があれば俺は認める」
おじやがそういって間もなく
また別の男子がふざけたことを言う・・・
さすがにおじやはキレてその男子を相撲でいう
「釣り落とし」をかけて床に叩きつけた。(反省)
その男子はその日震えが止まらなかったようだ。
それを見た他のメンバーはさすがに
ビビったらしく、まじめに取り組むようになっていった。
そして3か月くらいたった頃に同じ市内で公式ドッジを
しているチームと練習試合をさせてもらえることになった。
「名草ルーキーズ」・・・このチームのおかげでドッジボール
いう物を教えてもらい、この世界にデビューさせて
もらえることになる・・・つづく・・・。