おじやの半生物語「2010年編」その5

そのメールには各自の通学校や部活経験等、事細かく
書かれていたが・・・いわゆる「進学校」に通っているものは
一人もいない・・・。「おちこぼれの集まり」になりそうな
予感が否めなかった。だが、そこにおじやの理想形が
あった。かねてからドラマ「スクール・ウォーズ」のように、
落ちこぼれた生徒たちがラグビーに目覚め・・・
更生していく・・・。このすばらしい学園ドラマを
演じてみたい・・・そんな思いがあったのだ。
ラグビードッジボールの違いはあれど、似たような
感があるんだな、これが。
とにかく会ってみようということになり、顔合わせの日が
10/23に決まり、当日を心待ちにしていたおじやだった・・・。
そしてその日・・・約束の時間に行くと、裕也と
見たことのない二人が「うんこ座り」をしながら
待っていた・・・。おじやは
まるで「8時だヨ!全員集合!」の「いかりや長介」のように
「お〜っす!」彼らはきっとこう思っただろう・・・
「なんだ、この馴れ馴れしいおっさんは・・・?」ってね。
おじやが慣れ親しんでいた「四箇郷小学校」の
卒業生ならば多分知っていただろうが、
他の小学校出身のため、全くの初顔・・・この二人、
蒼仁と昴矢と後に来る翔大・・・この三人が
このチームの中心的存在「三連星」になるとは
思いもよらないおじやだった・・・つづく・・・。