おじやの半生物語「2000年代前半編」その6

運動会も終わり冬が来る前のころの出来事だった。
夜中に隣で寝ていた娘に蹴られて目を覚ました・・・
ふと、横を見てみると真っ青にになり痙攣を起こしている・・
急いで嫁を起こして事態を告げ、救急病院に走るおじや。
到着し、抱きかかえた娘を病院のベッドに寝かせる・・・
医者は「CTをとりますのでお待ちください」という。
普段はのんきなおじや夫婦もこの時ばかりは焦りの色を
隠せなかった。診断の結果は・・・・「癲癇(てんかん)」
医者は「睡眠時の脳波に異常が見られます。今後、毎日薬をのませて
気長に治しましょう。起きているときは問題ありません」
おじやは思った・・・「またしても神は俺様を試そうとしているのか」
翌日、近くの「生協病院」に行き、今後の薬による治療法
半年に一回の脳波検査等の説明を受け、
息子の障害とともに娘の病気とも
戦っていかなければいけないおじやファミリーであった。
まあ、睡眠時だけなので少しは安堵したのだが・・・・。
時は流れ、2004年の夏休み。小学校の役員(施設部長)をしていた
おじやがはじける行事があった。4年生を対象に行われる
「デイ・キャンプ」。これはプールで遊び、カレーを作り
キャンプ・ファイヤーをするというもの。
この場でおじやにとって後に重要な役割を果たす少年に
出会うことになる・・・つづく・・・。