おじやの半生物語「中学校1年生編」その4

文化祭で「人生劇場」という劇をすることになった。
鶴田浩二」か「バカボンのパパ」を思い出す・・・。
何をするのかというと、人間の誕生から年老いていくまでを
配役を変えて演じていくのである。おじやの役は・・・
なんと「ウエディングドレス姿の花嫁」だった。
もともと「お調子者」のおじやだからあっさり引き受けた。
本番までの期間、朝早く学校に集合して「練習練習!」
女子は衣装作りに精を出す。続けていくうちになんとなく
様になってきて、本番当日を迎える・・・
生まれた赤ちゃんの役、七五三の子供の役、
黄色い鞄を持った幼稚園児の役、小学校入学、・・・・・
進んでいき、いよいよ結婚!
おじやの出番が来た。すごい観客の数!
女子が頑張って作ってくれたドレスを身にまとい、
新郎の後に登場!・・・と思いきや、ドレスの寸法が
若干違ったのか裾をふんずけて、こけてしまいました(笑)
これは別に考えていたオチではなく天然だったから
余計にウケました。思いきり化粧もやりました(笑)
結構まとまりのある「劇」に仕上がっていました。
今でもはっきり憶えているからな・・・。
そして月日は流れて、「たかこ」ちゃんのことや文化祭の思い出を
胸に2年生に進級するのである・・・つづく・・・。