おじやの半生物語「小学校高学年編」その17

桜の花もほころび始めた1976年3月吉日・・・
そう・・・6年間お世話になった「宮小学校」に
別れを告げる日である。当時は体育館などはなく、講堂。
5年生たちが迎える中に入っていく卒業生。
校歌、祝電、校長挨拶・・・式は順調に進んでいく。
そして・・・「卒業証書授与」・・順番に呼ばれ壇上に上がっていく。
「おじやおじ吉!」(そんな名前、無いっちゅーねん!)
証書を受け取り、これで小学校生活にピリオドを打った・・・。
別れの言葉や「仰げば尊し」・・・式は終りに近づいていく。
ふと周りを見渡してみると、女子は泣いている子が
けっこういました。無事、式が終了し各教室に戻る。
先生から最後の通知表(このときの成績が一番ましでした。)や
その他もろもろを渡され最後の別れの言葉を
頂いた。この担任である南方先生とは30年後に意外な形で
再会をすることになる・・・。
さて、前回書いた「悩み」だが、中学に入るとクラブ活動を
しなければいけないと思っていた。そうすると今まで続けていた
新聞配達を辞めなければいけないことになる・・・。
しかし夢である「オリンピックの体操選手」になるためには・・・
その狭間で思い悩んでいた。
ちなみに一緒に新聞配達を始めた「ひとし」君は卒業前に
辞めました。そしてティーンエイジャーになり楽しい中学生活が
待っているはずの場所へ・・・つづく・・・。