おじやの半生物語「小学校高学年編」その13

小学校6年間の集大成である「修学旅行」が行われる。
宿泊旅行は「少年自然の家」で経験済みだが、
やはり「格」が違う気がする。
各自「しおり」を製作し、班を決め、旅行に向けて
綿密な計画が行われる・・・。
持ってくる物を決める時、必ず誰かが言う・・・
「バナナはおやつに入るんですか?」
未だにその答えは「謎」である。
眠い目をこすりながら、集合場所に行くとバスが
5台ズラリと並んでいた。
おじやは5組だったから5号車へ乗り込んだ。
車に酔いやすいので一番前に座る・・・。
この時期はクラスの中に特定のお気に入りの子が
いなかったので、バスガイドさんに期待を寄せる・・・
まだ20歳前のロングヘアーの
「上品そうなお姉さん」って感じで
喋りまくるおじや。思い切りテンションを上げていないと、
酔いそうな気がしたからだ。
色々な説明をしてくれるガイドさん。
それはまるでアイドルのようだった。そう・・・
アイドルでいえば・・・
「ちょっとくずれたアグネス・チャン」って
感じだろうか・・・(笑)京都に着くまではかなりの
時間がかかるので「今から順番に歌いましょう」と
マイクをまわされて前に座っていたおじやが一番乗り!
西城秀樹になりきり、「激しい恋」を
ノリノリで歌うおじやがいた。・・・つづく・・・。