おじやの半生物語「小学校高学年編」その12

なんとか「きよこ」ちゃんとお近づきになる方法は無いかと
考えた結果、「ラブレター」を書くことに決めた。
今の時代では「メール」で済むことなのだが、
「気持ち」がこめられない気がする・・・
字には全く自信がなかったが(競書会では銅賞しか取ったことがない・・・提出さえすれば誰でも取れる賞なのだ)
・・・さて、何を書けばいいのやら?・・・
友人に相談するのも恥ずかしくて、無い頭を振り絞って
考えた書きだしは・・・「突然、お手紙出してごめんなさい」・・・
それ以降の文は割愛させていただきますが、便せん1枚で
十分すぎるほど短い文章だった。
住所が分からないので、大胆にも帰りに待ち伏せて「手渡し」!
返事はあまり期待していなかった。本人からの直接でなく
友達を通じて「お友達でいましょう」という
よくある丁重な断りを受けたおじやでした。
元旦には彼女からお情けというか、励ましのような年賀状が届いた。
傷心のまま2学期を迎えた。傷心ではあったが立ち直りも早いため
すぐに、元通りの生活になっていた。
そして、運動会を終え(もちろんフォークダンスは張り切りました)
最大のイベント・修学旅行が近づいてきた・・・つづく・・・。