おじやの半生物語「小学校高学年編」その4

5年生になり親友の「たかや」君とも、ハートに深い傷を
負わせてくれた(笑)「やすこ」ちゃんともクラスが別れ、
新しい友人探しが始まった。
当然担任も変わった。今度は新任の南方先生。23〜24歳くらいの
お兄さんのような先生だった。
5年になると、「奈良遠足」(今の小学校は修学旅行で奈良経由京都行なので
無いんだって)「加太少年自然の家での合宿」とビッグイベント目白押し!
新しい友人もできた(親友と呼べるほどではないが、そこそこ
遊んでいた)その中で1番よく遊んだのは「ひとし」君。
彼は医者の息子でリッチだった。家に遊びに行った時、
彼の母が「グラタン」を作ってくれた。庶民のおじやは
初めて食べる「グラタン」のうまさに驚いたのは言うまでもない。
帰ってから母に「作って!」とは言わなかった。
きっと「グラタン」なんか知らないに決まっている・・・・
そう思い込んでいたからだ。その話をしたのは高校生になってからだった(笑)
ま、おじやとはあまりにも釣り合わないやつだったな。
彼と友人付き合いをするには小遣いもそこそこ必要だった。
おじやは「アルバイトを始めよう・・・」と決心!
新聞配達を始めた。当時は小学生でも出来たのだ。
(もちろん担任に了解を得た。ちなみに和歌山城前の
岡公園に立っている「新聞少年の像」のモデルは担任の南方先生だったらしい)
・・・なぜかリッチマンの「ひとし」君も一緒に
新聞配達をすることになった・・・つづく・・

奈良遠足の若草山にて(男子オンリー)半ズボンが多いな・・・