おじやの半生物語「幼稚園編」その2

「たちばな幼稚園」に入園をして半年が過ぎ
ようやく「集団活動」にも慣れてきた。
そんなある日、「おゆうぎかい」を行うことになった。
私の記憶では歌を歌い楽器を演奏するという
いかにも「おゆうぎかい」らしい出し物である。
おじやが担当したのは「大太鼓」。
なかなか「小太鼓」とシンクロせず、悩んだ記憶がある。
その小太鼓を担当する園児はのちに所謂「不良」になり
中3の時に再会を果たすことになる。
そんな子だから園児の時から「悪ガキ」だった。
「英国紳士」を自称するおじやには苦痛の練習だったに違いない。
「おゆうぎかい」当日、すごいギャラリーの数。
この時代は父親が来る家庭などほとんど0。
100人近い人が注目している。
こんな経験は初めてだ。緊張してうまくできるはずがない。
そう思っていたが・・・完璧にできた・・と先生は言ったくれた。
小太鼓を担当した「悪ガキ」も喜んでくれたようだ。
最高に楽しく充実した幼稚園生活だった・・に違いない。

今宵はここまで・・にします。また、次回に会いましょう。