おじやの半生物語「小学校高学年編」その9

1学期の途中で、班をつくることになった。
これは好きな者同士で組んでいいことになっていた。
5人ひと組で・・・
このときおじやはいつも遊んでいた4人グループがすぐに固まった。
「あと一人どうする?」一人余っていたやつがいて
やむを得ず班に入れた。いわゆる同性にも異性にも
いじめられていたやつだ。しかしこの時代の「いじめ」は
陰湿なものではなくオープンな笑える「いたずら」に近いものだった。
先生が「各班に名前をつけなさい」と言ったので、相談した結果
「GTNo.4」という名前にしたかったが、5人だったので
「GTNo.4と一匹」という意味不明な名前になった。
(これも「いたずら」の一環だろうか・・・?)
何をするにも班行動だったので、
足を引っ張らないようにするのが大変だった。
さて、夏休み前になって男女4人ずつでハイキングに
行くことになった。誰が言い出したかは
よく覚えていないし、なぜ、おじやがこれに参加できたのかも
わからない。あまり仲の良くない奴から誘われたからだ。
女子は一番人気の「ひろみ」ちゃんもいたし、わりと「上玉」が
揃っていたのでうきうきして出かけた。(ちなみに場所は
ラソン大会で走る「紀伊風土記の丘」でした)
一緒に行っても女子としゃべっているのはおじやだけだった。
他の男子共は少し離れて歩いている。(意味ないじゃん)
帰りに「ひろみ」ちゃんの家にお邪魔することになった。
おじやには初の女子の家訪問だったのでドキドキしていた。
きれいなカーテン・・整理された机・・ほのかな香り(笑)
(あきらかに男とは違うな・・・おじやが目覚めた瞬間だった)
今後、また恋に突っ走ることになる(笑)・・・つづく・・・。